ナンキンハゼ
Sapium sebiferum
トウダイグサ科
ナンキンハゼ属
むかし中国から入ってきた木です。白い実からロウソクの原料を採るために栽培されていました。中国から来たハゼノキに似た性質の木であるため南京ハゼと名がつきました。ハゼの名前がついていますが、枝や葉をさわってもかぶれることはありません。モミジの仲間とは違って、気温が下がらない暖かい地域でも葉は秋に赤く紅葉してきれいなので、公園や街路樹としてよく植えられてます。
花が咲く時期
6~7月
6~7月
実がなる時期
11月
11月
2022.6.16 佐賀県森林公園
2022.10.27 佐賀市久保泉工業団地
2022.7.7 神埼市横武クリーク公園
2022.7.7 神埼市横武クリーク公園
つながってるいきもの
ナンキンキノカワガ
幼虫はナンキンハゼやシラキを食べ、年に3回ほど成虫が出てきます。ナンキンハゼは街路樹などとして植えられていることが多いので、ナンキンキノカワガも街中でもよく見ることができます。蛹になるときに繭に周りのものをくっつけるので、気をつけてみないと繭があることを見落としてしまいます。繭に触ると中の蛹が激しく動き、大きな音を出します。
ナンキンキノカワガ成虫
ナンキンキノカワガ幼虫
サツマニシキ
日本産のガで一番きれいと言われるのがサツマニシキです。チョウのように昼飛び回ります。食樹はあまり見かけないヤマモガシですから、どこにでもいるガではありません。つかまえると、翅の根本から嫌な匂いのする黄色で細かい泡を出すのでびっくりします。幼虫も体から淡黄色の液体を滲み出させますが、これらは鳥の捕食を避ける物質と思われます。
サツマニシキ幼虫
サツマニシキ成虫
サツマニシキ成虫威嚇行動
シンジュサン蛾
シンジュサンの成虫
シンジュサンの幼虫
シンジュサンの蛹
ヒロヘリアオイラガ蛾)
主に市街地や果樹園などで見られる外来種です。幼虫は軽く触っただけで刺します。かなり痛いです。幼虫はアオイラガに似ていますが、本種幼虫は、背中中央に細く暗色の縦筋があり、2齢ぐらいまでは集団行動を取ります。
ヒロヘリアオイラガの成虫
ヒロヘリアオイラガの幼虫
やってみよう!
わかるかな?(3択クイズ)
問題です。
答え
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