イチジク
Ficus carica
クワ科
イチジク属
世界でもっとも古い果樹と言われています。紀元前2000年頃から地中海沿岸で栽培されてたそうです。日本には江戸時代に入ってきて各地で栽培されてます。実は熟すと甘くておいしいです。イチジクを漢字では「無花果」と書きます。花は果実の中にあって外からは見えないので、花が咲かないと思われていたのでしょう。日本のイチジクは雌株で受粉しなくても実は熟します。
花が咲く時期
8月
8月
実がなる時期
8~10月
8~10月
2022.8.16 嬉野市塩田町
果実をもぎとったところから乳液が出てきます。これは害虫から身を守る防御物質だそうです。
イチジクの果実の断面
つながってるいきもの
クワカミキリ
イチジクはクワなどとともにクワカミキリが大好きな木です。イチジクの木の枝の皮をかじるとともに、枝に傷をつけて卵を生みます。幼虫は木の枝から幹の中へ食べ進んで、穴を作って食べかすを出します。イチジクの樹液も流れ出して汚いです。そうやって2年ほど成長したら幹に丸い穴を開けて成虫が出てきます。もろくなった幹は折れやすくなります。
クワカミキリ
クワカミキリ
クワカミキリ
クワカミキリで枯れて切られたイチジク
クワカミキリ幼虫の食害
イシガケチョウ
イシガケチョウ(チョウ)、イヌビワヒメハマキ(ガ)などの幼虫が葉を食べますが、イヌビワはかじられると白いネバネバする液を出します。このネバネバ液が出るために普通の昆虫はいやがって葉を食べないのですが、イシガケチョウの幼虫は頭がよく、汁が通る葉の裏の葉脈を前もって何か所もかじって切断し、汁が出なくなった葉先をおいしく食べます。
イシガケチョウ終齢幼虫
イシガケチョウ成虫
イシガケチョウ蛹
葉脈をイシガケチョウ幼虫がかじった痕
葉脈をかじるイシガケチョウ2齢幼虫
キボシカミキリ
北部九州では、同じ環境にはクワカミキリがいて、本種は少ないです。
ゴマダラカミキリ
生木の幹に傷をつけて産卵します。幼虫は木の内部を食べるため、ミカンなどの果樹では被害が大きいです。
ゴマダラカミキリの成虫
ゴマダラカミキリがつけた木の傷
ナガゴマフカミキリ
カシ・シイ類など多くの種類の枯木に集まり、灯火にも飛んできます。
ワモンサビカミキリ
伐採枝を積んであったりするとよく見かけます。
やってみよう!
わかるかな?(3択クイズ)
問題です。
答え
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