ナシ
Pyrus pyrifolia
バラ科
ナシ属
ナシは日本(にほん)でも(もっと)(はや)くから栽培(さいばい)されていた果樹(かじゅ)です。自然(しぜん)自生(じせい)している「ヤマナシ」が改良(かいりょう)されたものと(かんが)えられています。(なか)(しろ)いという意味(いみ)で“ナカシロ”が(てん)じてナシになったなど、名前(なまえ)由来(ゆらい)にはいろいろな(せつ)があります。しゃりしゃりした食感(しょっかん)がナシの特徴(とくちょう)ですが、「石細胞(せきさいぼう)」と()ばれる(いし)のように(かた)くなった細胞(さいぼう)があるためだそうです。(よう)ナシは石細胞(せきさいぼう)(すく)ないのでシャリシャリ(かん)がありません。
花が咲く時期
4月
実がなる時期
8~10月
分類:落葉高木
ナシの花
ナシの実
ナシの葉
ナシの樹皮
ナシの冬芽

つながってるいきもの

ヒナルリハナカミキリ
ヤマナシのしろはなにはチョウやハチ、ハエなど昆虫こんちゅうがよくていますが、くろはね瑠璃色るりいろ金色きんいろ光沢こうたくのあるちいさなハムシのような昆虫こんちゅうていることもよくあります。つまんでみるとハムシよりからだかたく、すぐにんでげていきます。これはなんとカミキリムシの1しゅでヒナルリハナカミキリといいます。はな花粉かふんみつ大好だいすきで、いろいろなはなます。
ヒナルリハナカミキリ成虫せいちゅう

アトキハマキ(
オオアトキハマキにますが、本種ほんしゅほう前翅ぜんし地色じいろいです。

ウストビハマキ(

ウスバフユシャク(
ヤマウスバフユシャク、クロテンフユシャクにますが、本種ほんしゅ前翅ぜんし外横線がいおうせんゆるやかなカーブをえがきます。まったとき左右さゆうのどちらがうえになるかは、その都度つどわるようで、まってはいません。

ウメスカシクロバ(

オオアトキハマキ(
普通ふつうしゅですがどちらかとうと寒冷地かんれいちで、関東かんとうではやまかないとなかなかられません。アトキハマキにていますが本種ほんしゅほう地色じいろうすく、全体ぜんたい網目あみめ模様もよう目立めだっています。ヒナタハマキメスと本種ほんしゅメスは外見がいけんでの区別くべつ大変困難たいへんこんなんです。

オビカレハ(
オビカレハの成虫せいちゅう

オビカレハの幼虫ようちゅう

カクモンヒトリ(
カクモンヒトリの成虫せいちゅう

カクモンヒトリの幼虫ようちゅう

カシワマイマイ(
カシワマイマイの成虫せいちゅう

カシワマイマイの幼虫ようちゅう

カレハガ(幼虫ようちゅう

キトガリキリガ
成虫せいちゅうあき出現しゅつげんし、たまご越冬えっとうします。

キバラモクメキリガ
あきからはるまであたたかいられ、晩秋ばんしゅう夜間やかん糖蜜とうみつ採集さいしゅうでもおお飛来ひらいします。
キバラモクメキリガの成虫せいちゅう

キバラモクメキリガの幼虫ようちゅう

クスサン

クロボシツツハムシ
あかくろのなかなかきれいな成虫せいちゅうです。とりなどがべないテントウムシに擬態ぎたいしているようです。

コフキサルハムシ
メリケンなかちたのではないかと間違まちがうほど、からだしろこなかいっぱいついています。であまりさわるとしろこなれてくろ地肌じはだてきます。

イラガ(
幼虫ようちゅう肉質にくしつ突起とっきじょう多数たすう毒棘どくばりっており、接触せっしょく毒液どくえき注射ちゅうしゃ激痛げきつうあたえます。された部分ぶぶんあかれますが、3くらいなおります。カキの枝先えださきなどでかけられるしろっぽいまゆは、非常ひじょうかたく、くろ帯状おびじょう模様もようはいろいろがありますが、全体的ぜんたいてき褐色かっしょくのものもあります。
イラガの成虫せいちゅう

イラガの幼虫ようちゅう

イラガのまゆ

サクラケンモン()の幼虫ようちゅう
黒線こくせんくて環状かんじょう腎状紋じんじょうもんあわめにいています。

シモフリトゲエダシャク(
オスは冬尺蛾ふゆしゃくがなか最大級さいだいきゅうおおきさです。

シロオビフユシャク(

セモンジンガサハムシ
かずすくないですがサクラのうらからかすようにしてさがすとつけやすいです。キラキラ金色きんいろひかる、とてもキレイはハムシです。からだ帽子ぼうしみたいな面白おもしろいかっこうをしています。

テングイラガ(
幼虫ようちゅう肉質にくしつ突起とっきじょう多数たすう毒棘どくばりち、れると激痛げきつうあたえます。あかれますがほとんどかゆみはなく、3ぐらい治癒ちゆします。
テングイラガの成虫せいちゅう

テングイラガの幼虫ようちゅう

ナシイラガ(

ナシケンモン()の幼虫ようちゅう
幼虫ようちゅうまゆ先端せんたんするどとげち、さわるといたみをかんじ、かる発赤はっせき丘疹きゅうしんしょうじます。短時間たんじかん治癒ちゆします。

ノコメトガリキリガ(
ウスキトガリキリガにていますが、本種ほんしゅ外縁がいえん波打なみうたないです。そして本種ほんしゅ晩秋ばんしゅうのガです。

ハミスジエダシャク(
低丘陵地ていきゅうりょうちられる個体こたいくろっぽく、寒冷地かんれいちくとしろ個体こたいえます。

ヒメヤママユ(
中齢ちゅうれい幼虫ようちゅうまゆ先端せんたんするどとげち、接触せっしょくするといたみをかんじ、かる発赤はっせき丘疹きゅうしんしょうじます。短時間たんじかんなおります。
ヒメヤママユの成虫せいちゅう

ヒメヤママユの幼虫ようちゅう

ミダレカクモンハマキ(
ねん1ですが、幼虫ようちゅうなんでもべます。雌雄しゆう翅型しけい斑紋はんもんちがうし、幼虫ようちゅうおおきさもオス・メスでちがいます。
ミダレカクモンハマキの成虫せいちゅう

ミダレカクモンハマキの幼虫ようちゅう

モモスズメ(
クチバスズメにていますが、前翅ぜんしいろあしいろ触角しょっかくふとさ(雌雄しゆう注意ちゅうい)、おおきさ、一番いちばん内側うちがわ横線よこせんはしかたなどで区別くべつできます。

モモノゴマダラノメイガ(
モモノゴマダラノメイガの成虫せいちゅう

モモノゴマダラノメイガの幼虫ようちゅう

モンクロギンシャチホコ(
モンクロギンシャチホコの成虫せいちゅう

モンクロギンシャチホコの幼虫ようちゅう

モンクロシャチホコ(
幼虫ようちゅうはおぼんぎてかたくなったっぱをべるわりもの多食性たしょくせいで、とく終令しゅうれいではほとんどの草本そうほん木本もくほん摂食せっしょくします。
モンクロシャチホコの成虫せいちゅう

モンクロシャチホコの幼虫ようちゅう

モンクロシャチホコのさなぎ

モンシロドクガ(
幼虫ようちゅうきわめて多数たすう微細びさい毒針毛どくしんもうっていて、蕁麻疹じんましんのような皮膚炎ひふえんこします。かゆみはとてもつよ治癒ちゆやく10日とおかかかります。
モンシロドクガの成虫せいちゅう

モンシロドクガの幼虫ようちゅう

リンゴカミキリ
植樹しょくじゅ葉裏はうらまり、主脈しゅみゃくをかじってべるので、独特どくとくあとのこります。人気ひとけ敏感びんかんさっしすぐにびますが、とおくまではげません。
リンゴカミキリの成虫せいちゅう

リンゴカミキリのあと

リンゴカレハ(
幼虫ようちゅう多数たすう短刺毛たんしもうっており、接触せっしょくすると痛痒いたがゆくなり、発赤はっせき小丘疹しょうきゅうしんあつまりができます。治癒ちゆに5-10にちかかります。

リンゴドクガ(
幼虫ようちゅう背中せなかくろは、おこったときにあらわれます。
リンゴドクガの成虫せいちゅう

リンゴドクガの幼虫ようちゅう

ルリカミキリ
幼虫ようちゅうはこれらの生木なまき樹皮下じゅひした盛大せいだいべます。成虫せいちゅうはこれらの植物しょくぶつにとまり、主脈しゅみゃく裏側うらがわからべます。敏感びんかんですぐにんでげますがちかくにとまります。
ルリカミキリの成虫せいちゅう

ルリカミキリのあと

わかるかな?(3択クイズ)

問題です。

答え

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不正解ふせいかい
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