4~5月
翌年の9~11月
シイタケ栽培用の原木として使用されます。
つながってるいきもの
クヌギの樹液レストラン
クヌギといえばまずカブトムシやクワガタが思い浮かびますね。しかし樹液に集まる昆虫はもっと色々いてカナブン、ヨツボシケシキスイ、オオキスイやスズメバチの仲間、ハエの仲間やチョウたちも色々と集まってくるし、夜になるとガの仲間も来ます。ボクトウガの幼虫が、昆虫を集めて食べるために木の皮をかじって樹液が出るワナをしかけているのです。
オオスズメバチ
オオスズメバチとカナブン
カナブン
ガの仲間オオトモエ、カキバトモエ、ムクゲコノハ
カブトムシ
チョウの仲間 ルリタテハ、ゴマダラチョウ、コムラサキ、サトキマダラヒカゲ
ミヤマクワガタ
ヤセバエ
ヨツボシオオキスイ
ヨツボシケシキスイ
ヤママユ
幼虫はクリ、クヌギ、シデなどを食べ、成虫は8月下旬から9月上旬にかけて現れる大型のガです。成虫は個体によって様々な色合いがあり、最もバラエティーに富んだガの一つです。山では早い木はそろそろ紅葉が始まりますが、その色を真似ているのでしょうか。これら食樹の葉には揃って縁にそって突起があり、幼虫に生える毛はそれを真似ているようです。
ヤママユのオス
ヤママユのオス
ヤママユのオス
ヤママユのオス
ヤママユのオス
ヤママユのオス
ヤママユのメス
ヤママユのメス
ヤママユのメス
ヤママユの若齢幼虫
ヤママユの終齢幼虫ようちゅう
ヤママユの終齢幼虫ようちゅう
ヤママユの蛹
ヤママユの卵
アカシジミ
九州の低い山や丘ではアカシジミはとても珍しいチョウでした。しかし最近は所々で見かけられるようになりました。幼虫はコナラやクヌギを食べますが、炭を作るための林の伐採がなくなり、コナラが大きく育ったからではないかと思われます。5月下旬から6月にかけて成虫が発生します。午後3時から夕方にかけてコナラの樹上を活発に飛びまわります。
アカシジミ成虫
アオスジアオリンガ(蛾)
夏型はアカスジアオリンガに似ていますが、本種は前翅の白帯が平行で間隔が広いという違いがあります。
アオセダカシャチホコ(蛾)
名前にアオとついていますが黄緑色で、黒いバツ印が特色です。
アカイラガ(蛾)
幼虫は大きな突起に、更に二次の刺を持っていますが、イラガ科の中で刺はかなり細い方です。
アカイラガの成虫
アカイラガの幼虫
アカキリバ(蛾)
アカバキリガ(蛾)
幼虫は怒らせるとギシギシ鳴きます。幼虫はミツボシキリガに似ています。
アカヒゲドクガ(蛾)
幼虫に毒針毛はありませんが、強い接触により軽く赤くはれ、1時間以内には治ります。
アトジロエダシャク(蛾)
春にだけ現れる蛾です。
アミメキシタバ(蛾)
関東地方で増加中と思われます。九州では山地性の種です。
ウコンカギバ(蛾)
ヒメウコンカギバに似ています。本種は翅頂<ruby>付近ふきんの紋が薄く、外横線も後翅 付近で濃くならない傾向があるのですが、解剖しないと正確な区別は難しいです。
ウコンカギバ幼虫
ウコンカギバ成虫
ウコンカギバ蛹
ウスアオエダシャク(蛾)
前翅のスジが細くて鮮明です。
ウスギヌカギバ(蛾)
ウスクモエダシャク(蛾)
ウスタビガ(蛾)
幼虫は触ると鳴きます。
ウスタビガの成虫
ウスタビガの幼虫
ウスタビガの繭
ウスバミスジエダシャク(蛾)
前後の翅の横脈紋が4つの細長い目のように見えます。オオバナミガタエダシャクに似ていますが、横脈紋の状態、特に後翅の横脈紋が本種では楕円形の紋の中に細長い線状の淡色部があります。裏側の前翅先端部に淡白色の紋がありません。
エグリトラカミキリ
成虫は食樹の伐採木や倒木に集まるほか、各種の花に来ます。
オオシマカラスヨトウ(蛾)
オオシマカラスヨトウの成虫
オオシマカラスヨトウの幼虫
オオトビモンシャチホコ(蛾)
オオバトガリバ(蛾)
花の蜜や花粉を食べるために各種の花に集まります。ホソトガリバに似ています。前翅の幅,後翅中央の淡色帯の幅が区別点です。
オビカレハ(蛾)
オビカレハの成虫
オビカレハの幼虫
カギシロスジアオシャク(蛾)
カギバアオシャク(蛾)
カギバイラガ(蛾)
カシノナガキクイムシの被害木
1990年ごろから本州日本海側でナラ類が集団で枯れてしまう病気が確認され、いま全国に広がってきています。伝染性の菌をカシノナガキクイムシが集団で広めてしまうためです。大きく育った木が集団で急速に枯れてしまうのでたいへんです。
カシワキボシキリガ(蛾)
カシワキリガ(蛾)
カシワマイマイ(蛾)
カシワマイマイの成虫
カシワマイマイの幼虫
キイロトラカミキリ
各種の花やコナラ・クヌギの伐採木に集まります。クリなどの花でも見られます。
キトガリキリガ蛾)
成虫は秋に出現し、卵で越冬します。
キバラモクメキリガ蛾)
秋から春まで暖かい日に見られ、晩秋の夜間の糖蜜採集でも多く飛来します。
キバラモクメキリガの成虫
キバラモクメキリガの幼虫
キマダラカミキリ
外灯の灯りやクリの花によく飛来します。クヌギ・クリ・ネムノキなどの衰弱木の幹に集まります。赤褐色の下地に生える黄金色の微毛で覆われ、 光の加減で翅の模様の見え方がいろいろ変わります。
キンイロキリガ蛾)
クシヒゲシマメイガ蛾)
クスサン蛾)
クチバスズメ(蛾)
クチバスズメの成虫
クチバスズメの蛹
クチバスズメの幼虫
クヌギカレハ(蛾)の幼虫
クヌギシギゾウムシ
成虫はクヌギの若い実に産卵します。秋にクヌギのドングリが地面に落ちると、ドングリに穴をあけて幼虫がはい出し、地面に潜って蛹になります。
クヌギシギゾウムシが出たドングリの穴
クリオオアブラムシ
新梢や小枝・幹の樹皮などに集団で生活しています。
クロウスムラサキノメイガ(蛾)
クロオビフユナミシャク(蛾)
クロシタアオイラガ(蛾)
クロズウスキエダシャク(蛾)
クロスジアオシャク(蛾)
クロスジキンノメイガ(蛾)
クロテンフユシャク(蛾
クロナガタマムシ
晴れた日の日中に、主にブナ科コナラ族の伐採木に集まって産卵します。
クロボシツツハムシ
赤と黒のなかなかきれいな成虫です。鳥などが食べないテントウムシに擬態しているようです。
クロモンキリバエダシャク(蛾
コウモリガ(蛾)
卵は飛びながら散布します。
コウモリガの成虫
コウモリガの被害木
コシアカスカシバ(蛾)
コシアカスカシバの成虫
コシアカスカシバの被害木
コシロシタバ(蛾)
昼間はクヌギなどの幹に止まっています。飛び立つとまたすぐ近くの幹に止まります。
コトビモンシャチホコ(蛾)
コフサヤガ(蛾)
ゴマケンモン(蛾)
ゴマダラオトシブミ
アカスジアオリンガ(蛾)
アオスジアオリンガの夏型に似ていますが、本種は前翅の2本の白帯が平行ではありません。
イラガ(蛾)
幼虫は肉質突起上に多数の毒棘を持っており、接触時に毒液を注射し激痛を与えます。刺された部分は赤く腫れますが、3日位で治ります。カキの枝先などで見かけられる白っぽい繭は、非常に硬く、黒い帯状の模様はいろいろがありますが、全体的に褐色のものもあります。
イラガの成虫
イラガの幼虫
イラガの繭
ゴマダラキリガ(蛾)
ホシオビキリガのゴマダラ型とよく似ていますが、本種のほうが色っぽくてメリハリの強い印象で、個体数もかなり少ないです。
サツマニシキ
日本産のガで一番きれいと言われるのがサツマニシキです。チョウのように昼飛び回ります。食樹はあまり見かけないヤマモガシですから、どこにでもいるガではありません。つかまえると、翅の根本から嫌な匂いのする黄色で細かい泡を出すのでびっくりします。幼虫も体から淡黄色の液体を滲み出させますが、これらは鳥の捕食を避ける物質と思われます。
サツマニシキ幼虫
サツマニシキ成虫
サツマニシキ成虫威嚇行動
サラサリンガ(蛾)
シタコバネナミシャク(蛾)
翅の合わせ目の真ん中にある赤っぽい紋が特徴です。
シノノメシャチホコ(蛾)
シモフリトゲエダシャク(蛾)
オスは冬尺蛾の中で最大級の大きさです。
シロオビフユシャク(蛾
シロスジカミキリ
日本産では横綱級の大きなカミキリムシです。捕まえると胸の部分を伸縮させてギーギーと鳴きます。昼間はアカガシやアラカシの梢にいて枝や皮をかじって食べていますが、夜になると幹まで降りてきて樹皮を噛んで傷つけ、そこに産卵します。一個産んだら少し横に動いてまた産卵を繰り返しますので、幹を横に取り巻いたような産卵痕が残ります。
シロスジカミキリ成虫
シロスジカミキリ産卵痕
シロスジカミキリ幼虫の食害
シロスジカミキリ幼虫の食痕
シロテンハナムグリ
雑木林や緑地、樹木の多い公園などで見られます。成虫はクヌギやコナラなどの樹液を好みますが、花にも来ます。
シロフフユエダシャク(蛾)
2月から3月の梅の花の咲くちょっと前に出てくる種です。最近関東では1月終りから見られるようになってきたそうです。色には白っぽいものから黒っぽいものまで変異があり、メスの体色も灰色から黒まで変異があります。
シンジュサン蛾
シンジュサンの成虫
シンジュサンの幼虫
シンジュサンの蛹
スカシカギバ蛾
スカシカギバの成虫
スカシカギバの幼虫
スギタニキリガ(蛾)
スモモキリガ(蛾)
翅の縁に黒い点々が残ります。
セダカシャチホコ(蛾)
幼虫は糞を投げます。
タイワンイラガ(蛾)
タイワンキシタクチバ(蛾)
タカサゴツマキシャチホコ(蛾)
近似種が数種います。
チャイロチョッキリ
チャイロと名前がついていますが、成虫は少し黄色味がかった朱色です。クヌギのやわらかい若葉にいます。
ツマキシャチホコ(蛾)
Phalera属内での本種の特徴は、翅頂の黄白色紋の内縁が赤褐色であることです。
ツマキシャチホコの成虫
ツマキシャチホコの幼虫
ツマグロフトメイガ(蛾)
テングイラガ(蛾)
幼虫は肉質突起上に多数の毒棘を持ち、触れると激痛を与えます。赤く腫れますがほとんど痒みはなく、3日位で治癒します。
テングイラガの成虫
テングイラガの幼虫
ナカキシャチホコ(蛾)
各横線が不明瞭な個体が多いです。ルリモンシャチホコに似ていますが、本種は前翅前縁基部がその下の基部より黒く、前縁中央が目立って白いです。
ナシイラガ(蛾)
ニトベミノガ(蛾)
ネスジシャチホコ(蛾)
ノコギリクワガタ
クヌギ・コナラ・タブノキなどの樹液によく集まります。
ノコギリクワガタのオス
ノコギリクワガタのメス
ノンネマイマイ(蛾)
山のガで、九州では標高500m以下では見かけません。「ノンネ」はドイツ語の「Nonne」で尼僧または修道女の意味です。本種はヨーロッパではこの名で呼ばれています。
ヒメクロイラガ(蛾)
幼虫は肉質突起上に多数の毒棘を持ち、接触時に激痛を与えます。発赤や丘疹を生じますがほとんど痒みはなく、3日くらいで治ります。
ヒメクロイラガの幼虫
ヒメクロイラガの被害を受けた葉
ヒメクロオトシブミ
初夏のころいろいろな広葉樹の葉で見つかりますが、クヌギやコナラの若葉に多いです。
ヒメクロオトシブミの成虫
ヒメクロオトシブミの揺籃
ヒメシロモンドクガ(蛾)
幼虫は毒針毛はありませんが、強い接触により軽い赤味が出、1時間以内に治ります。
ヒメシロモンドクガの成虫
ヒメシロモンドクガの幼虫
ヒメヤママユ(蛾)
中齢幼虫と繭は先端の鋭い棘を持ち、接触すると痛みを感じ、軽い発赤や丘疹を生じます。短時間で治ります。
ヒメヤママユの成虫
ヒメヤママユの幼虫
ヒロバトガリエダシャク(蛾)
春のエダシャクの定番です。ホソバトガリエダシャクに似ていますが、本種の前翅が太く、翅が白っぽいです。また、後翅は純白です。
フサヤガ(蛾)
成虫で越冬します。コフサヤガに似ていますが、本種は後翅の基半が黄色味を帯び、オスだと触角が両櫛歯状です。コフサヤガよりちょっと大きいです。
ブナキリガ蛾)
ホソバキリガに似ています。
プライヤアオシャチホコ蛾)
プライヤハマキ蛾)
体長7mm程度。夏型と越冬型があり、斑紋が大きく異なります。ときにナラコハマキと紛らわしいです。個体変異も強いです。
ボクトウガ蛾)
コナラの樹幹・クヌギの樹幹・肉食:樹液を出させ・そこに集まってきた虫を捕食する。
ホソウスバフユシャク(蛾)
Inurois属では冬の最後の方に出現する種。冬の終わりを告げる蛾です。
ホソキリンゴカミキリ
フジ・ハギ・クヌギなどの葉にとまり、葉の裏側から主脈をかじります。
ホソトガリバ(蛾)
オオバトガリバに似ます。前翅の幅、後翅中央の淡色帯の幅が区別点です。
ホソバシャチホコ蛾)
ホソバトガリエダシャク(蛾
ヒロバトガリエダシャクに似ていますが、本種の前翅の方が細いです。
ホソミスジノメイガ(蛾)
マイマイガ(蛾)
幼虫の顔は(┃ω┃)。卵塊には産卵時にメスが植えた毛があります。
マイマイガの成虫
マイマイガの幼虫
マエキカギバ(蛾)
ミヤマカミキリ
夜間樹液に集まり、食樹の裂け目などに産卵します。灯火にも来ます。
ミヤマカミキリの成虫
ミヤマカミキリの被害を受けた木
ミヤマセセリ
落葉樹の疎林の地表近くをパトロールして回り、翅を開いて地面にとまり日光浴をします。
ムクゲコノハ(蛾)
モンキキナミシャク蛾)
ナカモンキナミシャクに似ていますが、本種は外横線が前翅の下側(止まっていると内側)で曲がりません。個体変異は激しい方です。
モンシロドクガ(蛾)
幼虫は極めて多数の微細な毒針毛を持っていて、蕁麻疹のような皮膚炎を起こします。痒みはとても強く治癒に約10日かかります。
モンシロドクガの成虫
モンシロドクガの幼虫
ヤマトカギバ(蛾)
ヤマトホソヤガ(蛾)
本土に土着する唯一のホソヤガです。
リンゴカレハ(蛾)
幼虫は多数の短刺毛を持っており、接触すると痛痒くなり、発赤と小丘疹の集まりができます。治癒に5-10日かかります。
リンゴコブガ(蛾)
リンゴドクガ(蛾)
幼虫の背中の黒い毛は、怒ったときに現れます。
リンゴドクガの成虫
リンゴドクガの幼虫
ルリタテハ
クヌギなどの樹液や獣糞に集まり、あまり花には来ません。オスは夕刻路上で縄張りを張ります。翅をたたむと樹皮に紛れ込んでしまいます。
ルリタテハの成虫
ルリタテハの幼虫
やってみよう!
わかるかな?(3択クイズ)
この実はなんでしょうか?
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