4~5月
9~11月
つながってるいきもの
ムラサキシジミ
公園などでもアラカシがあるとたいていはこのムラサキシジミが生活をしています。芽や開き始めた若葉に産卵された卵は、幼虫になると柔らかな若葉を食べて育ちます。この幼虫を観察すると多くの場合アリがつきまとっています。しかし幼虫を食べに来たわけではないようです。アリは幼虫が出す甘い汁と引き換えに敵から幼虫を守ってやっているのです。アラカシなどが混じる照葉樹林に住むチョウです。
ムラサキシジミ成虫
ムラサキシジミ幼虫
ムラサキシジミ幼虫
ムラサキシジミ幼虫
ムラサキシジミ卵
シロスジカミキリ
日本産では横綱級の大きなカミキリムシです。捕まえると胸の部分を伸縮させてギーギーと鳴きます。昼間はアカガシやアラカシの梢にいて枝や皮をかじって食べていますが、夜になると幹まで降りてきて樹皮を噛んで傷つけ、そこに産卵します。一個産んだら少し横に動いてまた産卵を繰り返しますので、幹を横に取り巻いたような産卵痕が残ります。
シロスジカミキリ成虫
シロスジカミキリ産卵痕
シロスジカミキリ幼虫の食害
シロスジカミキリ幼虫の食痕
アオセダカシャチホコ(蛾)
名前にアオとついていますが黄緑色で、黒いバツ印が特色です。
アカシジミ
九州の低い山や丘ではアカシジミはとても珍しいチョウでした。しかし最近は所々で見かけられるようになりました。幼虫はコナラやクヌギを食べますが、炭を作るための林の伐採がなくなり、コナラが大きく育ったからではないかと思われます。5月下旬から6月にかけて成虫が発生します。午後3時から夕方にかけてコナラの樹上を活発に飛びまわります。
アカシジミ成虫
アシナガオトシブミ
揺籃を作るのに使う葉は落葉性で大柄な葉
を付けるブナ科のものが多いですが常緑のカシ類を使う例もあり、さらにケヤキの例も知られます。揺籃を作るときは葉の一方の端から切れ込みを入れ始め、主脈を乗り越えて反対の端まで切ります。その後に主脈に切れ込みを入れ、それより先の葉を巻いていきます。巻き上げ始めるときに卵を1つだけ産み、そのために卵は揺籃の真ん中近くにあります。オトシブミは首の長い型と口の長い型とに分けられ、本種は口の長いゾウムシ型です。首の部分(前胸背板)の色は上翅と同じく赤い個体と、黒い個体がいます。
アトジロエダシャク(蛾)
春にだけ現れる蛾です。
アミメキシタバ(蛾)
関東地方で増加中と思われます。九州では山地性の種です。
イスノフシアブラムシ
一次寄主のイスノキと二次寄主のアラカシを季節ごとに行き来し、イスノキでは虫こぶ(イスノキエダナガタマフシ)を作ります。やや扁平気味の黒褐色のアブラムシです。アラカシで越冬した後、4~5月頃に有翅虫がイスノキに移動して産卵します。イスノキで孵化した幼虫は枝部に直径3センチほどのイチジク状の虫こぶ(イスノキエダナガタマフシ)を形成します。
ウコンカギバ(蛾)
ヒメウコンカギバに似ています。本種は翅頂<ruby>付近ふきんの紋が薄く、外横線も後翅付近で濃くならない傾向があるのですが、解剖しないと正確な区別は難しいです。
ウコンカギバ幼虫
ウコンカギバ成虫
ウコンカギバ蛹
ウスイロキシタバ(蛾)
ウスギヌカギバ(蛾)
ウスクモエダシャク(蛾)
ウスバミスジエダシャク(蛾)
前後の翅の横脈紋が4つの細長い目のように見えます。オオバナミガタエダシャクに似ていますが、横脈紋の状態、特に後翅の横脈紋が本種では楕円形の紋の中に細長い線状の淡色部があります。裏側の前翅先端部に淡白色の紋がありません。
オオシマカラスヨトウ(蛾)
オオシマカラスヨトウの成虫
オオシマカラスヨトウの幼虫
オオマエキトビエダシャク(蛾)
マエキトビエダシャクに似ていますが、本種は、前翅先端にポツポツと黄色い斑が出ます。
カギバアオシャク(蛾)
カシコスカシバ(蛾)
カシワマイマイ(蛾)
カシワマイマイの成虫
カシワマイマイの幼虫
キイロトラカミキリ
各種の花やコナラ・クヌギの伐採木に集まります。クリなどの花でも見られます。
キクスイモドキカミキリ
カシ・シイ類など多くの種類の枯木に集まり、灯火にも飛んできます。
キトガリキリガ蛾)
成虫は秋に出現し、卵で越冬します。
クチバスズメ(蛾)
クチバスズメの成虫
クチバスズメの蛹
クチバスズメの幼虫
クロオビフユナミシャク
クロスジアオシャク(蛾)
クロテンフユシャク(蛾
コシロアシヒメハマキ(蛾
サラサリンガ(蛾)
シラフクチバ(蛾)
クロシラフクチバに似ています。
シロオビフユシャク(蛾
スカシカギバ蛾
スカシカギバの成虫
スカシカギバの幼虫
strong>セダカシャチホコ(蛾)
幼虫は糞を投げます。
strong>ツキワクチバ(蛾)
ツマキシャチホコ(蛾)
Phalera属内での本種の特徴は、翅頂の黄白色紋の内縁が赤褐色であることです。
ツマキシャチホコの成虫
ツマキシャチホコの幼虫
ハイイロチョッキリ
成虫はコナラやアラカシの若いドングリの内部に産卵し、ドングリを細枝ごと切り落とします。木の下にだれかがいたずらしたようにドングリが枝葉をつけたままたくさん落ちていたら本種の仕業です。
ハイイロチョッキリの成虫
ハイイロチョッキリが切り落とした細枝
ハイイロチョッキリの産卵痕
ハネナガモクメキリガ(蛾)
ヒロバモクメキリガに似ています。
ヒメマダラマドガ(蛾)
網目模様が不鮮明で、外縁に沿った淡色部の内側の縁が太めです。
ホソバシャチホコ蛾)
マイマイガ(蛾)
幼虫の顔は(┃ω┃)。卵塊には産卵時にメスが植えた毛があります。
マイマイガの成虫
マイマイガの幼虫
マエシロモンキノカワガ(蛾)
マエナミカバナミシャク蛾)
マダラマドガ蛾)
ミドリリンガ蛾)
ミノオマイマイ蛾)
ノンネマイマイに似ていますが、本種の地色は灰色です。
ムラサキトガリバ蛾)
ニッコウトガリバに似ています。前翅中央部が白っぽい個体も多いです。
モンウスギヌカギバ蛾)
キリシマミドリシジミ
脊振山地の600m以上の高さのところに生えるアカガシにはキリシマミドリシジミというチョウが住んでいます。卵で冬を超し、新芽の頃に幼虫がかえって柔らかい葉を食べ、7月~8月になると成虫が見られます。オスの翅の裏は白で表は金 緑色ですが、メスの裏は暗い模様が入り表は翅の中央部が青紫色です。オスはアカガシの上を素早く飛び回ります。
キリシマミドリシジミ♀成虫
キリシマミドリシジミ♂成虫
キリシマミドリシジミ♂成虫
キリシマミドリシジミ卵
やってみよう!
わかるかな?(3択クイズ)
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